指導方針(基本理念)

1.目標

  • 大学、専門学校、社会人などでサッカーを続けられるような選手を育成する。
  • 将来、サッカーに携わる仕事(教員・指導者・トレーナーなど)に就きたいと思える生徒を育成する。

2.理想の選手像

  • パーフェクトスキルを持った選手に少しでも近づけるような選手。
  • 状況判断を的確に早く行える選手。
  • イマジネーション豊かな選手(常に次のプレーの事を考えられる選手。予測、イメージ)
  • 80分間戦える体力と精神力を持った選手。(メンタルコントロール)
  • オープンマインドで自己表現ができる選手。(コミュニケーション)
  • 日常生活からセルフコントロールできる選手。(我慢)
  • 常にチームの事を考えて行動できる選手。

3.理想とするチーム像

  • 誰からも応援してもらえるチームでありたい。
  • 部員としてOBとして誇りを持てるようなチームでありたい。
  • 能力や学年に関係なくサッカーを愛する仲間として、尊重し合えるチームでありたい。

 現在、明星学園高等学校サッカー部では強化に向けて、2~3年に渡りサッカー推薦を少しずつ取っている。これから強化に向けて避けたいことは、試合に出られて当然と勘違いをしている選手、サッカーだけをやっていればいいという学力不足の選手、挫折の経験を知らないので厳しさに対して我慢ができない選手、コミュニケーション能力の低い社会性不足の選手、生徒指導との問題を抱えており、サッカーで何とか踏ん張っている選手などを作ってしまうことである。このような選手は、明星学園高等学校サッカー部には必要ない。また親離れが選手成長の鍵になることを理解し、意識改革をしてもらいたい。

 

 選手には、具体的に以下の内容について理解を求める。

  1. 基本理念の理解(試合に出ることだけが全てではないという価値観の共有)
  2. 目標の設定の大切さ(短期・中期・長期・将来の夢)
  3. 竸争の厳しさ(過去の実績は関係ない)
  4. 自己分析(長所と短所の把握・サッカーノートなど)
  5. 工夫と継続(自主練習・朝練習など)
  6. オフザピッチの大切さ(休養と栄義・生活習慣・コミュニケーション・学校生活など)


変わっていける選手
 選手は、高校3年間で劇的に変化することがある。上記の事を理解し意識が変わり、なおかつ行動に移せる選手は、人間性が成長しサッカー技術も必ず成長する。しかし、技術も含め成長するため重要なことは、色々な経験をし多くの挫折を味わい、フィジカル的にもメンタル的にも極限を経験することであり、選手間で厳しさを要求しあえるかどうかだと感じる。私もそういう選手を見極めて試合に多く経験させたい。

 

 

サッカー部監督:細井卓磨